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ルンビニだより

紙芝居の魅力について その1

2011-11-09
紙芝居の魅力について その1
 子どもたちにできるだけ紙芝居を読んであげたい、と思っています。正直、絵本ほど、作家の思い入れが強い、芸術的な作品ではないものが多いのですが、紙芝居の楽しさは、芝居であることに尽きるでしょう。一人で楽しむものでもありません。その場を共有する楽しさです。そして文字のない画面、まさに芝居をたのしむもの。演者と観ている子どもたちとのコミュニケーションです。
 
 先日、子どもの生活に密着した作品の後に、この古めかしい作品を読みました。真行寺立ルンビニ幼稚園のハンコが押されています。昭和43年発刊でした。私が生まれたころです。
 この時代は紙芝居全盛期。何がいい、と言ったら、画面が生き生きしていて、子どもの集中する焦点が定まり、ドラマチックなことです。それと同時に、セリフもいい。調子がいいのです。ただ、子どもたちに理解できない言葉は若干今の言葉で置き換えて話しました。楽しさあふれるところに加え、なかなか現代の生活では聞くことのない有名な昔話です。
 これまで読んだ中でも、子どもたちの反応がかなり良かった作品です。
 
副園長
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