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ルンビニだより

かわいくば、五つ教えて三つほめ、二つ叱って良き人となせ。(二宮尊徳)

2022-05-25
 人のいざない方の本質をついた名言ですね。四つほめて、一つ叱ってもいいかも。
 二宮尊徳は、子ども時代の不幸な環境の中、熱心に勉学に励んだ姿の石像が、歴史ある小学校には立っていることが多いですね。本名は二宮金次郎、江戸時代末期に、関東から南東北の農村復興に尽力した人物です。
 子どもの姿を見て、気になる事ばかりで注意ばかりしてしまうあなた、ほめることもできていますか? 子どもが、あなたにとって当たり前と思えることをできたら、それでいいんです。ほめてあげてください。
 「おくつ履けたね」「ごはん全部食べられたね」「積み木を箱にしまえたね(一個でもいいんですよ!)」「おはようって言えたね」
 ……こんなレベルです。
 言葉数の少ない1,2歳児の頃は、叱る時には、短く、真剣に、冷静に、が大切です。大人はつい「ダメ!」を連発しがち。そのかわりに、しっかりと目を見て、
「いけません」/「それは良くない」 「やりません」/「やらない」
等と言ってみましょう。そのあとに、やってほしいこと(望ましい姿)を伝えます。これを忘れがちです。ダメとだけ言っても伝わらないんですね。どうしてほしいかが大切です。
 「そおっとね」「優しくね」「ママに教えてね」「ここで遊ぼうね」
 …こんな感じです。
 なにかをやめてほしい時には、「絵本みる?」というように、気をそらすものを提案するのも良いでしょう。
 お試しあれ!

園長
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